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MEJIBRAY - ネペンテス (ALL LYRICS)

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  ネペンテス        

 

おちて・・・おちておちて

 

塗り固められた過去の罪と

鋏が僕を摘む

無数のぬいぐるみ

表情を変えず

笑わず見つめていた

 

君の唾液で熔解する

舌先のマーク

置き”待たされた”ピンクのインフォメーション

口角が動いた

 

痛みや苦しみのない

世界にただ残されるなら

僕は君の手を引きこう言うだろう

「喉が渇いたのなら、この喉切り裂き君の為の水になろう」

と。

 

花が咲くガーデンに

薔薇が嗤わないのならば

飼い殺されたいと

君が待つテーブルに

彩られるのなら

溶けて

説けて

融けて・・・

 

嗚呼・・・アナタ

まだ泣いていた?

嗚呼・・・アナタ

二人の根は?

 

悲しみや不幸を打ち消す事

それが世界の過ちだろうと

掲げられた陰と陽の定めならば

無理にでも手を引くだろう

存在をも否定する

それが定められた現実ならば

己の光は君の軀の

還元へ繋がろうと

 

花が咲くガーデンに

薔薇が嗤わないのならば

飼い殺されたいと

君が待つテーブルに

彩られるのなら

溶けて

説けて

融けて・・・

とけて

トケテ

解けて・・・

 


 

  砂に還りしキミ走る        

 

眠るキミは空へ昇って走り出してく

僕をおいて 見えない場所へ・・・

 

何気ない生活で

キミから語る事はなく

昨日まで笑ってたはずが

急に突きつけられる

 

外に出るのが嫌いなキミを抱き締め

息を切らし走った

僕はまだキミに伝えたい事があるのに・・・

 

まだ知らない場所へ行くよ

出会った頃の話をしよう

眠るキミ、綺麗だね

お別れは言いたくないよ

 

鈍色の箱の中 キミに手が届かない

最後のボタンが迫る

目を背け声を上げ僕は泣いた

”サヨナラ”

 

時はただ過ぎても過去は変わらない

キミの写真へ語ろう

「キミが今も笑って走ってくれていれば嬉しいよ」

 

砂に還ったキミはその瞳で何を見つめているの?

僕が泣いている時には腕の中でただ寄り添っていた

僕の知らない場所でキミは走っていて?

キミは笑って・・・

 


 

  原罪の林檎        

 

糸を引くカラカラの地と

目まぐるしく落ちる善悪

絡まった指先に触れた

艷かしくそそる悪意

 

”もっと近くへおいで”

幻聴ゴミ箱の中

狂ったロックスター

耳から溢れたゼリー

 

プレピに美徳を感じ

リアルな衝動に溺れ

指を突き立てた嘔吐

後ろから流し込むパウダー

 

飲み込む造作

原罪の果実=現在の過失

 

口移しの林檎

Ursünde

Erbsünde

 

 

 

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