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Seimeisen

umbrella - アマヤドリ

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レイニングレター

Spoiler

僕は傍に居るよ

若草に揺られてただ・・・ 彷徨う

 

「雨」は突き刺さる様に罪を

「棘」は深くに愛憎の草を

それは・・・ 神話のように空を

「時代」は流れて

 

「明かり」は不規則に夜の海を

「声」は静かに愛情の君を

それは・・・ 神話の様な恋を

「月」はただ流れて

 

君と分け合おう、月を。

ずっと・・・ これ以上離れはしない様に。

 

僕は傍にいるよ

寂しさ分け合った調-シラベ-

最後の最期まで答えを探すよきっと・・・

「シェルター」

Spoiler

朱い月そっと見つめた。

朦朧と影が呼吸してる。

ギシ・・・ ギシ・・・ 音を立てる

先駆者達が喚く 銃声。

「胯ニコナイデネ」

 

触れた指ずっと見上げた。

左眼に映る夢に鬱

フワリ・・・ フラリ・・・ スパイラル

不協和音の僕に花束を。

「胯ニコナイデネ」

 

僕はいつも繋いだ手を握りしめ、確かめて。

そして僕は独りきりの夢を見て・・・

 

塞ぐ耳そっと解いた。

退廃の世界、滲む夜。

ゆらり、ユラリ・・・ 迷い込む

出口のない回廊。歪む天井

「誰モ来ナイデ」

 

僕はいつも触れ合うほど傷付けて、振り解いて。

そして僕は君と出会う夢を見て

 

・・・そして ・・・いつか君と逢える夢を見て。

「月」

Spoiler

Hello Hello 吐息の中

銀色に輝く夜は

明日の憂鬱を照らして

今、会いに行くよ。

 

Hello Hello 滑り落ちた

夢の続きもう一度。

不条理な現実抜け出して

今、君に会いたいよ。

 

Hello Hello この世界は

決して綺麗じゃないから・・・

せめて今夜、この夜を照らして

・・・手を翳そう。

 

答えはいつも見えなくて

それでも人は歩きだす。

ただ・・・ ただ少しだけ・・・

君に揺らり揺られて眠れたら・・・

 

Hello Hello 眺めていた。

明日かりそっと溢れて。

透けた氷の向こう側の

君に、今・・・ 会いたいよ。

 

Hello Hello この時間は、

二度とやってこないから。

せめて今夜、この夜を照らしてる

・・・「月」を見よう。

 

笑えはいつも切なくて

それでも「君」を愛してる

ただ・・・ もう少しだけ、

涙拭う時間だけ止めれたら・・・

黒猫が通る

Spoiler

絵に描いた様な、薄っぺらい世界だ。

言葉は酸性、誓いは苦悩。

何も映らない仄暗い世界で

愛を偽っているんだ。

 

見放した様な忘却の世界だ。

時間は崩壊、慈愛は悲愴。

影すら見えない絶望の世界で

何を語っているんだ・・・?

 

壊して 捩れて

塞いでもっと閉ざして。

笑って 刻んで

離れて・・・ そっと逃がして

憎んで 見上げて

愛してもっと愛して

剥がして 剥がして

・・・あの日の様に喘いで

 

独り佇む路地裏で

横切った黒猫に言葉をそっと繋いだ。

 

声は届かない・・・ 誰も近付けない。

延々永遠、指を数えてる僕が・・・ こう言ってたんだ。

何も聞こえない・・・ 光はもう見えない。

そうやって何時も空の隙間見上げて

ずっと手を伸ばして・・・

・・・少しだけ笑って。

 

きっと戻れない・・・ 明日なんて知らない。

完全無欠、理想掲げてる僕の限界も知った。

だけど譲れない・・・ 形なんていらない。

水面直下、心零れてる君の空を閉ざして

・・・少しだけ笑って。

レクイエム

Spoiler

泣いていた君の手を握って此処まできたんだ

いつしか君は砂の様に静かに眠った。

 

いつでもどんな時だって、隣に居た優しい声。

振り向いて手を伸ばしても・・・

・・・触れることのない・・・ これ以上・・・

 

傍に居る事さえも出来ない様に季節は遮って

「傍に居てよ・・・」遠い空に呟いて・・・ 独りきりの君へとそっと・・・

 

月日は風景は・・・ がわりと変わってしまった。

君とのあの場所も。

いつまでも居たいけど・・・ 僕は出ていくよ。

・・・きっと君もそう言うだろう?

 

傍に居る事さえも出来ない様に季節は遮って

「傍に居てよ・・・」遠い空に呟いて、独りきり。

今も君は此処にある。

静かに瞳閉じて。

 

傍に居る事さえも出来ない様に季節は遮って

「傍に居てよ・・・」遠い空に呟く、僕を許してね

 

今も君は此処にある。静かに・・・ 瞳閉じて・・・

構想日記

Spoiler

「完璧主義」の思想拾って、君に哲学を押し付けた

歪んで歪んで「心」は剥がれて

「制御不能」の世界目指して、いつかの未来は零れ出す

明日を睨んで、時計が笑った。

 

疲れた僕の横顔を見て、君は傍に居てくれるのかな

 

揺れた窓に突き抜ける「激音」を、大気圏を越えて

明日はきっと世界が変わるのでしょう。

この声と共に存る。

 

「独裁」という言葉を裂いて、明日の自由を問い掛けて

ユラユラ悩んで、視界が揺らいで

「理論的」な言葉を嫌って、僕は「創造」を繰り返す

廻って廻って、溜め息零れた

 

壊れた夢のカケラ集めて、君は微笑んでくれるのかな

 

壊れた夜に突き刺さる「感情」を。感覚を越えて。

明日はきっと世界を照らすのでしょう。

いつまでも白くあれ。

 

此処に存る全ての「希望」・「絶望」夜に沈めて

世界の終わりを見届けるのも悪くないかな。

今の世は冷たい空。僕等は風仰ぐ

世界はまだ生きてるから

 

いつまでも白くあれ。

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